持続化補助金・創業型で開業資金を賢く得る方法|上限200万円の条件と申請のコツ
こんにちは、さとう日和です。「これから開業する」「開業して1年以内」——その時期は資金面が一番しんどいものです。そんな方のために用意されているのが、小規模事業者持続化補助金の「創業型」です。
最終確認日:2026年10月30日/2026年度(令和8年度)の第4回公募の情報をもとに解説しています。申請前に必ず公式要領をご確認ください。
1. 創業型の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助額 | 上限200万円(インボイス特例で+50万円=最大250万円) |
| 補助率 | 2/3 |
| 対象者 | 創業後1年以内の小規模事業者(事業開始前の申請も可) |
| 対象経費 | 機械装置等費、広報費、ウェブサイト関連費、展示会等出展費、旅費、新商品開発費、借料、委託・外注費 |
| 申請方法 | 電子申請のみ(Jグランツ)。郵送不可 |
一般型(上限50万円)と比べ、創業型は4倍の上限額で、開業期の大きな投資(機材購入や店舗づくり、HP制作)に対応できるのが強みです。
2. 一番のハードル:「特定創業支援等事業」を受けたこと
創業型の最大の条件はこれです。
認定市区町村等の「特定創業支援等事業」による支援を受けた日、または開業日(設立日)が、公募締切から過去1か年以内であること
つまり、区役所や創業支援機関が行う公的な創業セミナー・支援プログラムを受講している必要があります。これは事業支援計画書の発行とセットの要件で、スルーすると申請そのものができません。
行動順序が重要です:
1. お住まいの市区町村に「特定創業支援等事業」をやっているか確認
2. セミナー等を受講し、支援を受けた日の記録を残す
3. 1年以内に申請締切までに間に合わせる
3. 一般型との違い(比較表)
| 項目 | 創業型 | 一般型 |
|---|---|---|
| 上限 | 200万円(特例で250万) | 50万円(特例で最大250万) |
| 補助率 | 2/3 | 2/3(特例で3/4) |
| 対象 | 創業後1年以内 | 創業後1年超の小規模事業者 |
| 電子申請 | Jグランツ | GビズIDプライム |
なお、2026年度の一般型第20回公募は、事業支援計画書(様式4)の発行受付締切が2026年12月4日、申請締切が12月15日(17:00)です。創業型を検討中の方も、事業年度の切り替わり時期なのでスケジュールの確認を強くおすすめします。
4. 落ちやすいポイント(公式注意事項から)
- 経営計画は自分で考える:「第三者からのアドバイスの有無」の記載漏れは虚偽報告扱い。支援を受けたなら正直に書くこと
- 交付決定前の支出は対象外。開業準備で動いていると先に支払いたくなりますが、決定を待ちましょう(展示会の出展申込みだけ例外)
- 1取引10万円超(税抜)の現金支払不可。支払は銀行振込が基本です
- 申請締切と様式4の締切は別日程。様式4のほうが早いので、商工会・商工会議所との相談は早めに
- 1年以内に売上げにつながらない事業は対象外(試作品開発だけの計画など)
- パソコン・自動車などの汎用性の高いものは対象外経費になりやすいので、経費選定は慎重に
5. よくある質問
Q. 開業届を出したばかりですが、まだ事業実績がありません。申請できますか?
A. 事業開始前の申請も認められています。ただし「特定創業支援等事業」の支援を受けた日と開業日が1年以内であることが条件なので、受講・開業・申請の順序を逆算して計画しましょう。
Q. 創業型で採択された後、翌年には一般型に申請できますか?
A. 過去に持続化補助金(創業型を含む)で採択された事業者は、「事業効果および賃金引上げ等状況報告書」の提出を完了していないと次の申請ができません。受給後の手続きも計画に入れておいてください。
Q. 家賃補助も創業型で出ますか?
A. 創業型の対象経費には「借料」が含まれます。ただし経営計画に紐づく販路開拓等の取組であることが必要です。別途、区独自の創業賃料補助(例:江東区では月5万円×最大24か月の制度あり)を探すのも有効です。
まとめ
- 創業型は上限200万円・補助率2/3。開業期の機材・HP・販路開拓に使える有力な制度
- カギは「特定創業支援等事業」の受講。区の支援を受けてから申請する流れを逆算で計画する
- 「様式4の締切が申請締切より早い」「交付決定前の支出NG」「現金支払NG」の3点が個人が一番つまずく場所
開業資金の組み立ては、補助金だけでなく融資との組み合わせも重要です。補助金と融資の使い分けは、別記事で詳しく解説しています。
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開業資金は創業型・開業届は無料ツール活用。起業の第一歩に使える公的支援をまとめて確認。
- 創業型の対象を確認
- 開業届を0円で作成
- 公的融資との使い分け
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出典:中小企業庁「小規模事業者持続化補助金」(www.chusho.meti.go.jp/keiei/shokibo/jizoku/)、創業型第4回公募要領/最終確認:2026年10月30日
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